■映画情報
公開日/2014年9月20日
上映時間/86分(1時間26分)
監督/サイモン・ブルック
製作国/フランス&イタリア合作
■予告
■あらすじ
現代演劇界の巨匠と称されるイギリス人演出家ピーター・ブルックの創作の秘密にせまったドキュメンタリー。息子であるサイモン・ブルックが監督を務め、これまで門外不出とされてきたワークショップの風景を世界で初めて映像化した。ピーター・ブルック作品にはおなじみの日本人俳優・笈田ヨシら、世界各国の俳優やミュージシャンたちが2週間にわたって参加した創造性あふれるエクササイズの様子をとらえ、世界中の観客たちを魅了する「魔術的舞台」がつくりあげられていく過程を明かすとともに、ブルックの演劇観や人生哲学をも浮かびあがらせていく。
■Review
『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』(原題:Peter Brook: The Tightrope)は、演劇界の巨匠であるピーター・ブルックの誰もが知りたかった稽古内容や、創作の秘密などを描いたドキュメンタリー映画になっています。
監督はピーター・ブルックの息子である、サイモン・ブルックが勤めています。
分かってはいましたが、かなり役者向けのドキュメンタリー映画でした。
私は昔にそういう専門学校で教わってきたからなにかと納得はしましたし、改めて理解した部分など勉強になる事が多いです。
特に綱渡りの演技指導はそれなりに分かりやすいし、ピーター・ブルックの言いたいことなんかは良く分かります。
ピーター・ブルックの稽古の中でなにが大切なのかを見ている私でも感じることがあり、
それが演技をやっていなくてもなんとなくではありますが分かりやすい内容になっています。
あと、あっちは稽古場にクッション引いて座るのには驚きましたね。
大抵はそのまま床に座るか、椅子なので
しかし、映画としてはつまらない作品です。ドキュメンタリーだから仕方ないというのはありますが
私的にこの映画は稽古の様子は勿論、生徒やピーター・ブルックの日常的なシーン、それぞれの想いを話すなど詰め込んだ作品になるかなと思ってました。
ですが、映画は終止ワークショップだけで行い、8割りくらいの稽古が綱渡りやそれに繋がるものをやっていました。
ピーター・ブルック自信のコメントには興味はわきますが、稽古事態のシーンがあまり盛り上がらず、見ていて退屈です。
盛り上がるものがあれば良いんですが、その稽古やピーター・ブルックのコメントで生徒が劇的に上手くなるかと言われたらそうではないし、
なにか成長したものが少しでも見えたことはなく、ただ稽古をダラダラ見せられたように感じました。
そのダラダラした稽古を見せた編集も悪いですが、
とにかくいらないシーンがあったりしましたね。
ある少女がひとりで踊るシーンや、なんかの楽器の演奏シーンであったりと
ドキュメンタリーで見せたいのか、普通の映画として見せたいのか、そこら辺の編集した意味も分かりません。
そういうのを見てしまうと雰囲気を出そうと思っている作り手の考えがバレバレで冷めてしまいます。
そんな感じですね
■評価
最終評価は…
☺☺☺⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫
3/10です。
あまり万人受けのドキュメンタリー映画ではないですが、
俳優や声優、これからそういった道を目指す人は必ず見ることをオススメします。
かなり勉強になりますし、絶対必要になるような言葉やアドバイスがあるかもしれません。
結構実践でも使えそうなものがありましたので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
はい、そんな感じで!
それでは!
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