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映画『セッション』評価&レビュー【Review No.092】

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■映画情報


公開日/2015年4月17日

上映時間/107分(1時間47分)

監督/デイミアン・チャゼル

製作国/アメリカ

■予告


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■Review


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どうも、Ko-taです。


今回は2015年に公開された映画、『セッション』(原題:Whiplash)のレビューをしていきます。

この作品自体公開された劇場は少なかったですが、かなり反響のある映画でしたよね。



私も今回観させて貰いましたが、本当に感動しましたし、鳥肌が立ちっぱなしでした。

…電車のなかで観てたので、変な人だと思われてるかもしれません(´・ω・`)



では、気を取り直してあらすじです。

世界的ジャズ・ドラマ―を目指し、名門音楽学校に入学したアンドリューを待っていたのは、伝説の鬼教師。常人に理解できない完璧を求め、浴びせられる容赦ない罵声。やがてレッスンは狂気を帯び、加速の一途を辿る―。

引用元:セッション || TOHOシネマズ


まず、この映画はヒューマンドラマではあるんですが、J・K・シモンズ演じた鬼コーチのおかげで(?)スリラー映画と言う人も中にはいます。



その意見に対しては私も同意で、勿論主人公が成長する映画でもありますし、音楽映画ではあるんですが、

その稽古の時の緊迫した空気感、そしてコーチとしての恐怖感が、シモンズが画面に登場する度にそれが伝わります。



この緊張感だったり、コーチの言動の恐ろしさで潰されていく主人公含めた生徒たちを見ると、
そこはスリラー映画として観ることも可能ではあります。

しかしあくまでヒューマンドラマの映画ですので、そこはしっかりと保ったまま作られています。



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主人公のジャズドラマーを目指すアンドリューを演じたのは、マイルズ・テラー

彼は正直に言ってしまうとイケメンでもないし、特別普通のドラマーみたいにガタイが良いわけではありません。

しかし、彼の演技は本当に素晴らしいし、喜怒哀楽など自然的に出る細かい表情がしっかり出ていました。



アンドリュー自身は彼女が出来たり、デートしたりするシーンがあるんですが、結局音楽にしか目を向けてないその傲慢さと野心を持っていて

しかしそれでも彼は音楽は命よりも大事なものだと言うのを
熱血的に時々狂っている感じが、
マイルズ・テラーは良くこれを演じきれたなと思います。

ずっと映画の中では彼だけを視点に当てているので、主人公の性格や考えが最後まで分かるというのもありますが、

マイルズ・テラーの演技力なしでは、ここまで出せなかったと思います。



そして鬼コーチ、テレンス先生を演じた
のがJ・K・シモンズです。

彼もまた喜怒哀楽、特に怒は強かったですし、まさに狂気と言うのが似合うキャラクターでしたね。

怒り狂うかと思えば、笑顔が出てたり、昔の教え子がなくなるときには泣いていたりと、
愛着は湧きますが、掴み所がわからない部分はあるキャラです。



しかし彼も彼なりの教える考えがあったり、そして熱く怖いその教え方に心を掴まれます。

それを最高な熱演をしてくれたJ ・ K・シモンズは本当に素晴らしい俳優です。



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この映画はジャズ音楽をメインにしていて、難しそうに見えますが、

実は物語自体はシンプルにできています。



時間が106分と手頃かつコンパクトな時間ですし、
ストーリーも主人公がジャズドラマーを目指して鬼コーチのジャズバンドに入る。そしてそこから過酷な稽古が始まるというシンプルさ。

そして、登場人物も主人公と鬼コーチを覚えておけばストーリーの波には乗れます。
先程も言いましたが、基本主人公目線のストーリーですので、他のキャラの物語とかはありません。



そのシンプルな設定なストーリーにも関わらず、なぜこんなに面白かったか?

それはまず、ジャズの音楽がすべて素晴らしいと言うこと。



演奏中の曲や、バックで流れる曲なんかもすべて素晴らしいし、世界観を壊さないためにジャズ以外の曲は一切流れません。

これを見終わったら、ジャズに興味なかった人でもYouTubeとかでまたジャズを聞きたくなるかもしれません。



そして、稽古のなかでの狂気じみた2人の生徒と教師という熱い対決。
血と汗が滲み出るその圧倒的な空気に、毎回私は鳥肌は立ちますし、感動したりしました。



そのシンプルなストーリーに加えて、熱い演出2人の狂気的なキャラクターそれを演じた俳優人の熱演



事前にジャズとはなにか?とか、ドラムの叩き方とか調べることはありません。

シンプルなのに、波があるこの最高のストーリーと熱演に約1時間半、頭を空っぽにして観た方が楽しめます。



音楽の知識を持つ人にも楽しめますし、持たない人にも十分楽しめます。
老若男女誰構わず、その素晴らしい世界に入り込めるでしょう



そんな感じです。


■まとめ&評価


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本当に映画の世界に引き込まれましたし、音楽の世界は気が狂うほど大変な世界だと知らされました。



そして、暴力的な教育は私は肯定はしませんが、
こういう師匠と弟子の関係はなんとも言えない絆があるんだと思います。



最終評価は…


☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺

10/10です。

( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

 


本当に素晴らしい映画でした!
人生のなかで好きな映画のひとつにします!

是非、皆さんも観てみてください!オススメします!



はい、そんな感じで!