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ゆとり育ちが人生で初めて『七人の侍』を見た感想【Review No.077】

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■映画情報


公開日/1954年

上映時間/3時間28分

監督/黒澤明

製作国/日本

■Review


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どうも、Ko-taです。


今回はレビュー数が77本目になると言うことで、
それと同じ数字を持つ映画を探していました。



で、
TOHOシネマズさん(キャラメルポップコーン美味いです)が昔の映画を10時からやるというのをやっていて、
その10月くらいに『七人の侍』をやっていたんですよ。



しかし、私は予定が会わず見たくても見れなかったので、
今回はデジタル配信されていたもので見させてもらいました。



というのも来年公開される映画『マグニフィセント・セブン』がその『七人の侍』をリスペクトしてそうな映画だったので、
公開前に見ておきたいなというのはありましたが



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で感想なんですが、

思っていた以上に面白かったです。

 


まず平成生まれなんで、こういうのが受け付けられるのかとか、あとは昔の人たちや俳優人が少し過大評価しすぎなんじゃないかなという気持ちで見てしまいました。



けど別にそうとは思えませんでしたし、私の好きな戦国時代の話でもあるので結構興味深く見れたなと思います。



話は百姓たちが侍たちを雇って、村を守るというかなり単純な話になっていて、それを3時間半の長い時間で、
よく飽きないように作れたなと関心を持ちます。



とりあえず何が面白いってあまり多く語る映画ではないんですが、単純な話ストーリーは面白いし、俳優人は皆演技上手いし、「侍」と言うものは格好いいなぁと思えた作品でしたね。



映画の中で3つに大きく話を分けると…

  1. 侍たちを集める
  2. 村を守る作戦をたてる
  3. 戦う

これが大まかな話で、あとは侍と百姓のなしだったり、少し恋愛な話だったりのことが無駄なく付け加えられたりしてました。



私の中ではこの3つはすべて好きな話ではありましたが、
その中でも一番最初の仲間を集めるシーンは特に私は大好きで

どの映画でも個人的にはこの仲間集めって一番ドキドキするし、一番楽しい部分だと思うんですよ。

この映画でも仲間集めのシーンは特に楽しく見れて、結構それで7人の侍のキャラクターや性格が分かったりします。

そういう意味ではこの仲間集めのシーンはキャラクター紹介も兼ね備えてて、尚且つそれを出すのが上手いなと思いました。



戦国時代の映画やドラマを見ても作戦をたてるときの攻め方や専門用語を聞くのが結構好きで、
この映画でもその作戦を見るときなんかは見ていて面白いと思いました。



あとは戦のシーンですね。

1950年代の作品とは思えない迫力のある戦にはまず驚かされたし、格好いいなぁと思ったシーンです。

というのも、今のような殺陣が準備されていました感満載の戦いというよりかは、かなりハッチャカメッチャカ。

殺陣があったかどうかは知りませんが、それが結構昔の戦いを見ているような感覚に陥りましたね。





七人の侍のキャラクターも性格や個性がハッキリしていて、その中でも菊千代は面白かったし、良いキャラクターをしてましたね。

もちろん他のキャラも優しい人や、クールな人や、強くなりたいと思う人がいたりして、
その映画でキャラクターだけでも飽きさせないというのはスゴいなと思うし、今の映画では中々ないなと思います。



百姓のキャラクターも皆良かったですし、
今じゃ考えられないくらいのエキストラの数でしたので、それでパワフルでダイナミックで盛り上がる映画になれたのかなと思います。



あと、七人の侍たちや百姓を演じた俳優人が本当に上手だった。
うん、なんか今の俳優よりずば抜けて上手いんですよねw
…なんでだろうw





あと、映画の写し方も良くて黒白だから分かりにくいかなと思う部分があるかも知れないけど、
それでもラストシーンのやつだったり、一つ一つが絵画のように見えて、
それが「あぁ、映画って芸術なんだ」って思わされた部分ではありますね。



あと、ひとりひとりの顔を隠さないでしっかり脇役でも顔を写していたのは面白かったなと
だからその時その時の皆の心境がかなり分かりやすく写ってましたね。

その演出でもそうなんですが、悲しいときに雨を降らしたり、
楽しいときのシーンでの音楽を流すタイミングや切るタイミングが上手いです。




不満点…………は正直ないです。しかし昔の映画だから仕方ないとは承知ですが、やはり叫んだりするところでノイズが入っちゃってなにを喋ったか分からない時があるんです。
まぁ、仕方ないですが。



あ、あとそれから結構コメディとしても面白いです。普通に笑えるシーンが沢山ありました。

それが台詞というのもありますが、
映像だけで笑わせるというのが黒澤明さんはスゴいなと感じましたね。



そんな感じですかね



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1ついうとお恥ずかしい事に黒澤明監督作品はこれが初めて見ますが、面白い作品でした。



なんかストーリー的にも、演出も演技も今の映画やドラマがこういうのが増えればいいなと思いました。



今の若い人たちが見ると、映画好きなら置いといて、あまり映画をそこまで見ない人たちが見たら長すぎて飽きるとは思う。

けどやはり今の映画よりストーリーや場面で退屈をするとは思うけど、最後見終わったときは「見て良かったなぁ」と感じると思います。

結構好き嫌いはその退屈さというので別れるけど、
ストーリーや俳優の演技での賛否両論はないかな?



けど私が見ても邦画のなかでは大好きな映画になりましたね。
人生の中でこの映画は今のところ邦画部門1位です!



こんな感じで来年からゆとり世代な私が20世紀映画の名作をレビューしていけたらなと思いますので、
よろしくお願いいたしますm(__)m



今日は文字だらけのブログで終わりたいと思います。w

はい、そんな感じで!

それでは!

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