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映画『火の山のマリア』評価&レビュー【Review No.064】

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どうも、Ko-taです。


久々にお酒を飲んだら、少し酔いました。
ビールは大丈夫ですが、ワインは少し酔いやすい私です。


大丈夫です、20歳は越えてますw





さて、今回レビューするのは2015年ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞をした映画『火の山のマリア』(原題・Ixcanul)です。



注・ここから先は個人の見解で話していきます


■予告


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■Review


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あらすじを紹介します。

農業を営む貧しい両親のもとに生まれ育った17歳のマヤ族の少女マリア。作物を収穫できなければ借地を追い出されてしまうため、両親は地主のイグナシオにマリアを嫁がせようとしていたが、彼女はコーヒー農園で働く青年ペペに惹かれていた。その頃、農場は蛇の被害に悩まされており、農薬も効かず困り果てていた。やがて、マリアがペペの子どもを身ごもっていることが発覚する。

引用元:火の山のマリア : 作品情報 - 映画.com

マヤ族の女性の生き方や、グアマテラの社会問題などを題材にしたヒューマンドラマです。


これを題材にしているのはとても興味深く、グアマテラの問題に関しては他人事のようでありながら、見ているとあまり他人事ではないなと実感しました


他の国の言葉が分からないのを良いことに自分が有利になるような通訳をされたりするのが何回かその描写はあって、

もしそれが自分であったらもしかすると下手すれば犯罪者やテロリストだと間違えられたりするかもしれません。



そう思うと言葉の力や壁は強烈なものだなと分かりました。



これとは別の話ですが、
以前ニュース番組でトランプ氏の言葉が間違えて翻訳されて、安部総理に悪口を言ってるコメントを言っているというのが放送されましが、
実はトランプ氏は安部総理を褒め称えたコメントをしていたようでした。

見方や聞き方は違えど、これでもやはり言葉や国の言葉には1つ間違えれば恐ろしさや、難しさが分かります。



この問題に関しては、映画のなかでは後半辺りから出しては来ますが、内容だったり、その使い方からかなり強烈なものがあるのでかなり印象には残っています。





俳優人は実は本当のマヤ民族の人々を起用しただけあり、
演技は正直普通レベルですが、それでもヒューマンドラマとしてはとても深い内容でありますし、

グアマテラ国の女性の生き方を描いたキュメンタリー映画としても見れます。


というか、どちらかと言えばかなりドキュメンタリーに近いと思ってください。






特に女性の強い生き方を捕らえていたなと思ったのは主人公のマリアより、その母親ですね。
もしかすると、母親がもう一人の主人公としても見てとれます。


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日本でも言えることですが、母親の存在と言うのは言葉では中々表せないですが凄いと言っておきましょう。


常に家族の将来を一番気にしていたり、娘に子供が宿っても気づいてはいたり、それに優しくアドバイスをしてくれたり、
映画の途中から娘の想う強さがかなり伝わりました。


この映画の中では演技……って言っていいのか分かりませんが
一番良かったと言っていいです。



改めて母親の良さを知ることが出来ると思います。





不満点をあげるなら、まず大体の台詞が説明口調だということ。
マヤ民族の暮らしや文化を説明し、それを映画に載せたいのはわかりますが、
それがあまりに説明口調であるので、映画としてはナンセンスではあるなと思います。





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それからコーヒー農業で働くペペとマリアの好いている様子はあまり分かりにくかったです。


ぺぺがどうしてそこまで米国に行きたいのか
その理由があまり理解しにくい部分はありました。

勿論映画内で、その理由は言いますがただ単純に
「金がいっぱいある。車はひとり一台持っている」とか
それだけの単純な理由で、なんであそこまで行きたかったのかは私には分かりませんでした。

もっとなにか今住んでいる場所と比べながら言ってくれれば分かりやすいものではありました。



はい、そんな感じです。


■まとめ&評価


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マヤ民族の女性の生き方、社会問題にたいしてのドキュメンタリーティーの強さはありましたが、
まだ映画としては内容は強くても、少しまだまだな部分はあります。


最終評価は…

☺☺☺☺☺|☺☺⚫⚫⚫

7/10です。


はい。

けどとても良かったと思います。



これから見る人に忠告をすると、かなりリアルに描かれていて、目をつぶりたくなる描写はあります。

とくに動物が好きだと言う人は見るのを覚悟するか、見ないでください


まぁ、それでも内容は強くてとても良い作品だったと思います。




はい!そんな感じで!

それでは!



映画「火の山のマリア」公式サイト » 映画「火の山のマリア」



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