どうも、Ko-taです。
今回紹介するのは2015年に「イタリア映画祭2015」で『生きていてすいません!』のタイトルで上映され、
日本では今年の3月に公開された、リッカルド・ミラーニ監督作品。
『これが私の人生設計』(原題・Scusate se esisto!)をレビューします。
正直これを見終わった後、このタイトルで正解だなと思いました。
ここまで、人生の悩みを考えさせられているのに、楽しく笑わせてくれるこの映画はとても最高でした!
さて、ではレビューしていきましょう!
注・ここから先は個人の見解で話していきます
■予告
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■Review
天才建築家として国外で成功をおさめた女性セレーナは、故郷が恋しくなりイタリアに帰国する。しかし、イタリアにおける女性の就労状況は厳しく、仕方なくカフェでアルバイトして生計を立てることに。セレーナはカフェのオーナーであるバツイチ男性フランチェスコと心を通わせていくが、実は彼はゲイだった。やがて、ある集合住宅が再開発案を募集していることを知ったセレーナは、架空の男性上司をつくりあげて応募するが……。
予告がかなりコメディチックですが、安心してください。コメディです!
この映画は実在する女性建築家エンダリーナ・サリーメイのリフォーム提案された「緑の空間」の採用にヒントを得て作られています。
なので物語自体はフィクションではありますが、イタリアの社会問題などはノンフィクションです。
また、映画最後の方でも言いますがこのリフォーム提案は2015年の段階ではあくまで「予定段階」らしいです。
これが実現されれば良いですね(´∇`)
さて、映画のレビューに入りましょう。
イタリアの社会問題でもある男尊女卑の世界を良い感じに描けていたと思います。
イタリアは日本よりもかなり男性社会らしいです。
その苦悩だったり、どうやって会社に提案をしようか等の作戦を考えるところは特に見ていて面白いです。
だからと言って、この映画が全て暗い訳ではなくて、それを面白おかしく描いているので、感覚的に笑えたし、すぐに頭で理解することはできました。
テーマが暗いのに、映画自体はコメディで笑えるので楽しく見れます。
コメディとしては、シュールな笑いだったり子供でも楽しめる少しバタついた笑いもあるので誰でも楽しめると思います。
イタリアでは想像しにくい「ゲイ」の話も映画のテーマにはなっています。
イタリアから「ゲイ」は連想はしにくいのに、これも良く表れていたと思います。
というか、これを取り入れたのはかなり正解ではないでしょうか?
男性社会で偽りの男性を作った主人公のセレーナとゲイを自分の子供に隠しているフランチェスコ。
この2人の悩みがかなりマッチしていて、映画で伝えたいテーマ
「隠してないで、しっかり自分をさらけ出しな」
っていうのがよく出していたんじゃないでしょうか?
勿論このゲイに関しても笑いにしてくれるし、面白かったです。
セレーナとフランチェスコの関係性も良く描かれていたと思います。
最初はとても雰囲気漂うカップルになるかと思いきや、フランチェスコがゲイと知るとすぐに関係が落ちる。
そしてそこからお互い仕事や子供のことで協力するも凸凹な関係で、けど最終的にはとても良い二人組になっていました
そう思うとこの2人の描き方は面白いし、途中から最後まで2人の関係が強くなるのが良く見えます
さっきから面白いを連発していますが、本当に面白いんですw
ストーリーや演出、コメディとしての脚本だったり音楽の使い方だったり、
それらがしっかりしていて安心して楽しく見れるものでした
あまり不満はないですが、会社の中での社員達の不満などもコメディとして見てみたかったです。
ただ別にそれを見なくても普通に楽しめます。
あと、あまりネタバレはしませんがもし女性が見たら最後のシーンは「なんで?」ってなるとは思います。
もしかすると国の文化の違いや、ただ私が理解してないだけかも知れませんがw
この映画は男性社会での苦しさや、女性が奮闘する姿が描かれているので、それは日本でも当てはまる部分はあります。
女性社会の苦しさや、本来の自分を隠す自分だったりなど日本でもそういう悩みはあるはずです
それらをこの映画では楽しく表してくれて、なんかそういう悩みも吹き飛ぶと思います。
現に映画内で日本の描写も出てるので、そういう意味でも映画の世界に入りやすいかなと思います。
そんな感じです。
■まとめ&評価
勿論最終評価は…
☺☺☺☺☺|☺☺☺☺☺
10/10です!
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
久々の満点出ました!ありがとうございます
コメディ映画としては久々にちゃんとしたコメディ見れましたし、テーマや映画としてもしっかりしていたなと思います。
人それぞれではありますが、誰でも楽しめると思うので、是非見てみてください!
はい、そんな感じで!