KOUTAの映画DASH!!

映画、劇、色んな作品を簡単に、出きるだけ短時間で気ままにレビューするブログ。

映画『クリーピー 偽りの隣人』評価&レビュー【Review No.057】


f:id:Ko-tachannel:20161119011905j:plain


どうも、Ko-taです。


私は基本あまりホラー映画は好んで見ませんが、唯一好きならサイコスリラーやサイコミステリーが好きです。


幽霊とか、ゾンビとかよりもやっぱり一番恐ろしいのは人間だからです。
そういった意味でもリアルさある恐怖や心を抉る恐怖を感じられる映画は好みます。


今回の『クリーピー 偽りの隣人』もそういった映画でした。


では、早速レビューです。


注・ここから先は個人の見解で話していきます


■予告


[http://www..com/:title]

■Review


f:id:Ko-tachannel:20161119012124j:plain



あらすじを紹介します。

元刑事の犯罪心理学者・高倉は、刑事時代の同僚である野上から、6年前に起きた一家失踪事件の分析を依頼され、唯一の生き残りである長女の記憶を探るが真相にたどり着けずにいた。そんな折、新居に引っ越した高倉と妻の康子は、隣人の西野一家にどこか違和感を抱いていた。ある日、高倉夫妻の家に西野の娘・澪が駆け込んできて、実は西野が父親ではなく全くの他人であるという驚くべき事実を打ち明ける。

引用元・クリーピー 偽りの隣人 : 場面カット - 映画.com


前川裕さん原作『クリーピー』を実写化したサイコスリラー映画です。


私は先程いった通りサイコスリラー映画は好きなジャンルではあります。(見れないやつもありますが)
なので予告を見て面白そうで、映画館では見れなかったのでデジタル配信で見させて頂きました。


で、見た感想は嫌いな映画です。


いや、

つまんなかったです。


逆に良いところを探そうとはしましたが、なんかそれもなくてツッコミ部分や脚本の雑さに呆れてばかりでした。


よくこれを全国公開出来たなと私は思います。




まず俳優人ですが、皆下手です。


西島秀俊も調査中はまだいいですが、竹内結子と会話しているときはなんか棒読みでした。


香川照之が犯人役で、その香川照之が出ているっていうのもあり今回映画見ましたが、なに1つ良さが出ていない。
途中で良い演技はするんですが、なんかそれも香川照之のらしさが溢れていないです。


Yahooレビューで香川照之が良かったとか、演技が素晴らしいと書いてますがこれよりも良い演技をする映画はあります。
彼の演技の素晴らしさなら『赤い月』や『龍馬伝』、『カイジ』を見てください。
こっちの方が圧倒的に素晴らしいです。


赤い月 [DVD]

赤い月 [DVD]


役者自体はとても良い人たちを揃えてるのに、その人たちの良さを引き出していない感じはしました。


演技見てても俳優が「なんだこの映画…」って感じ演じてるのが見てて分かります。(実際そうなのかはさておき)




特に一番の問題点は脚本だった。


見ててツッコミたい部分はあるし、ナンセンスな所もあったりしました。


序盤の部分は正直良かったのは確かですが、それがだんだん右肩下がりになっていく感じ。


全体的に皆頭悪いし、鈍感ではありました。
特にこの映画の警察は無能すぎましたね。
犯人の家をなぜか単独で行ったり、通報者で家族が心配だからって理由で犯人を帰らせたり
あとは危険だと分かってる犯人の家を応援も呼ばずに2人でいったり…


とりあえず無能すぎてそこでもイライラはしてました


他にも西島秀俊の調査も犯人心理学学んでるのに暴力的な捜査だったり、
東出昌大の演じるキャラが借金背負ってた話が急に出てその描写も雰囲気もなかったし、
細かい部分言えば夜なのに幼稚園くらいの子供2人が遊んでたり
地下(?)によくあんな防音の壁を張った部屋を作れたなとか


f:id:Ko-tachannel:20161119012038j:plain
↑これが普通の民家の地下にある。


なんか色々ツッコミ要素満載だし、それを別に生かしていたわけでもありません。


矛盾点も何ヵ所かあって、6年前の事件の少女はなぜ助かったのか、そこで少女の話を聞いて隣人を疑うのか
マインドコントロールの描写があまりない不十分な説明などなど


これらを「サイコパスは恐ろしいよ」って形で無理矢理まとめて伝えてきました




あと演出に関しても言いたい部分があります。


また演技の話にはなりますが、役者のほとんどが動き回りながらしゃべったりするのがあって
それが意味があって動き回るなら良いんですが、
それがなんで動き回るのかがよく分からない


見ていてそれが「この台詞でこう動いて」という指示があったのがバレバレで特に捜査のシーンはそれが多く、なんかロボットの演技を見ているようでした。


最後らへんで車を運転するシーンもなぜ背景をあんなCGみたいにしたのかも分からない。
高速道路の映像あるなら、普通にそれを走ってるシーン撮れるだろと




うん。


なんかジャンルとしても、別に怖くもなかったし、脚本がクソで、全体的な演出もクソでした。


なんか監督自信の自己満足映画になってましたね。


だから見ている人はかなりおいてけぼりになった作品です。


映画でやりたいことは分かって駄作だったり、客の為に作ったのにあまり伸びなかった映画はまだ分かります。


ただこの監督の場合、この映画自体なにを伝えたいのかも分からないのに、なにをやりたかったのかも分からない。
別に客に媚売って作ったわけではない。


ただの自己満足映画と私は思いました。


だから、ただただつまらない作品でした。




なんかデジタル配信やレンタルで400円払って見た人はまだ良いけど、映画館で1800円も払って見た人は気の毒だなとおもいました。


はい、そんな感じです。


■まとめ&評価


f:id:Ko-tachannel:20161119012143j:plain


サイコパスの映画としては、衝撃も怖さもないし、映画内の捜査や警察も無能。
脚本も演出も雑で用意したものをただ順序よくたどっただけの演技として私は最終的に見ました




評価は…

⚫⚫⚫⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫

0/10です。


初めての0点がでました。おめでとうございますm(__)m


正直レビューをする価値があるのかって思った作品です。


このレビューを見て被害者が増えないことを祈るばかりです。


オススメはしません。本当クソつまらない映画でした!



はい、そんな感じです。

それでは!


映画『クリーピー 偽りの隣人』公式サイト | 大ヒット上映中

◆次回『人間的にダメなシェフが三ツ星レストランにする映画をレビュー』