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映画『リリーのすべて』評価&レビュー【Review No.010】

どうも、Ko-taです


この映画レビューも10回目を迎えました!\(^o^)/


さて、そんな記念すべき10回目の映画はこちら!




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リリーのすべて(原題・The Danish Girl)です。


原題はデヴィッド・エバージョフ『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』
イタリアでは2015年に公開され、日本では2016年3月に劇場公開されました。


ちなみにR-15指定です。見るときは自分の年齢を再確認してから見てくださいw


今回はこれをDVDで見たのでレビューしていきます


そして今日から次回予告を最後につけます。つけられないときもありますがご了承くださいm(__)m


注・ここから先はネタバレ含まれることがあります。またこのレビューは個人の見解で話しています

■予告


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■Review


このお話を軽く紹介します。


1928年のデンマークにすむ画家のアイナーは画家としての名声は高い方でした。
妻で同じく画家のゲルダはある日制作中の女性の絵のモデルが来なくなり、急遽アイナーに脚部のモデルをさせます。
その脚をみてゲルダは冗談半分でアイナーに女装させ、「リリー」と名付けモデルをさせたり、パーティーに連れていきます。
しかし、アイナーの心のなかに段々と女性としての意識が高くなってしまいます。

■リリー・エルベとは?


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本作の主役アイナーいや、リリー・エルベ(1882~1931)。

彼女は世界初の性転換手術(男から女性)を受けた人です。


法的性別変更や女性としてのパスポートまで手に入れたものの
1931年、拒絶反応により死去しました

■話は戻して…


そう、この映画は実話をもとにした話になっています。


さて、レビューさせてもらうと


まず、話の内容、コンセプト、演技は素晴らしかったです


そして、滅茶苦茶な簡単な話をすると

美しい、究極の愛の物語


これただ性転換して、「はい、おしまい」じゃないんですね


このリリーが段々と女性に変わることにより、妻のゲルダはどう受け止め、どう愛し、どう見るかというのも重要になります。


どんなに性別が変わろうと、リリーとしてゲルダはそれを愛したという演出には、これは究極の愛の物語と言っても過言ではないです


この映画は性転換と愛の2つをしっかりと写していてよかったと思います。


そしてそれを表す演技力です。


まず全員に言えることが、ナレーションがキャラがどんな心情か説明をしなくても顔を見ればわかるということ


魂のある演技なのに、自然的でリアリティのある演技…最高です


そして、言葉使いや息つかい…
例えば怒るときはその心情をしっかりと伝えるために静かにいうテクニックも使ったりします


なによりリリーを演じたエディ・レッドメン


演技はただものではなかったです。
なんて言えばいいんだろ…
まず順番に話すとアイナーのときはしっかりとした男で、しかし脚部のモデルでドレスを持つときに目の視線から雰囲気も女性になってたんです。


そしてパーティーに行って不馴れな小声の女性声から最終的なリリーの声の違いも明らかに違います
そこまで神経を研ぎ澄まして演技をしていたのがよほどわかりますし、アイナーはアイナーで、リリーはリリーとしてちゃんと見ることができました


ちなみに私エディ・レッドメンは最近好きな俳優でその高い演技力には惚れ惚れします。(わたしはしませんが)


そして今年公開の映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で主人公のニュート・スキャマンダーを演じます!



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…リリーを見たあと一瞬誰か分からなかったですw 流石ですw

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』オフィシャルサイト



話は戻してラストシーンです。


最終的に性転換手術を2回(本来は5回はやったらしい)して、拒絶反応でリリーは死んでしまいます。
そしてまた別のシーンに変わり終わるのですがここはあえて言いません。


ただ言うなれば別に面白い終わり方をするとかではなく儚い終わり方でしたね


そしてリリーが持つ「愛」そして女性になりたい「自由」。


ここまで儚いのかと分からせてくれます。


ここ最近では一番好きな終わり方でしたね

■不満点


正直あまりないんですが1ついうなら盛り上がりがないなということ。


まぁ、この世界観ではこれくらいのほうが一番いい感じだとは思いますが、


なにかと時々薄っぺらさはあったかと。
リリーが女性としての生活だったりとかをもう少し見たかったていうのはありますね

■評価&まとめ


もちろんこの映画の評価は…

10/10です


もし自分の彼氏や彼女、妻や夫が性転換をしたいと言ったらあなたはどうするか?
中々ないとは思います


しかし中々ないにしろ、もし愛してる人がある決断をしたとき、応援したり支えたりすることができるかという話です。


この映画は夫婦やカップルで見ることを私はおすすめします



では、そんな感じで!

それでは!!


リリーのすべて (ハヤカワ文庫NV)

リリーのすべて (ハヤカワ文庫NV)

映画『リリーのすべて』公式サイト 2016.9.7[WED]Blu-ray&DVD Release


◆次回『Review No.011 SIAの女性分析官ががんばる映画』