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映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』なんでダメな方に逆戻りするんだよ?!評価&感想【No.639】

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◼️作品紹介


公開日/2022年1月14日

上映時間/127分(2時間07分)

監督/田中亮

製作国/日本

◼️予告


◼️あらすじ

かつて悪しき富豪たちから美術品を騙し取り、貧しい人々に分け与えた「ツチノコ」という名の英雄がいた。それ以来、当代随一の腕を持つコンフィデンスマンが受け継いできた「ツチノコ」の称号をかけ、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人がついに激突することに。地中海に浮かぶマルタ島の首都で、街全体が世界遺産に登録されているバレッタへやって来た彼らは、マフィアが所有する幻の古代ギリシャ彫刻「踊るビーナス」を手に入れるべく、それぞれの方法でターゲットに接近。そんな彼らに、警察やインターポールの捜査の手が迫る。

引用元:コンフィデンスマンJP 英雄編 : 作品情報 - 映画.com

◼️ネタバレあり感想

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『コンフィデンスマンJP 英雄編』



大人気ドラマシリーズであり、大人気映画シリーズでもある信用詐欺師通称「コンフィデンスマン」である3人の活躍を描いた作品の第三作目になります。


正直あまりこのシリーズはドラマは未見で映画は全シリーズ見ましたが映画はそこまで好きじゃないです。1作目はかなりヒットはしたけど特に好きになれなかったし、2作目も特別好きではないですが1作目よりかはマシにはなってたしストーリーが強くなってはいました。


で3作目の感想は金をかける場所を間違えた作品にまた戻ったなという印象
個人的には2作目と1作目の中間に立つくらいの作品です。映画は2作目が良くて3作目はダメになるジンクスがありますが、このシリーズもその道を通りましたね。おめでとうございます


不満点というか俺個人の勝手な思考が絡んでくるんだけど、最初からネタばらしまで流石に3作も見ちゃうと「これ嘘だな」って疑っちゃうんですよね。


例えば本作のゲストキャラである城田優などのキャラクターなども、どうせダー子の仕組んだ人なんだろうというのも見抜けてしまうし、3人が捕まって檻に入れたときも感動的な部分はあるけれどこれもたぶん芝居なんだろうなと思ったらボクちゃん以外は本当に芝居だったりするから疑いすぎて簡単に見抜けてしまうんですよ


例えばこれが1作目ならまだ楽しめたんですが、ここまで毎回不穏で怪しい空気を散りばめて最後は「ネタばらしですよー」ってドラマは分かりませんが3作目にもなると何も驚かないっていうか、もう流石にバカでもわかるんですよ。


いわゆる「オオカミ少年」みたいな感じで村の皆に嘘を言い続けた少年がある日本当のことを言ったら嘘をつきすぎて疑われて村の人たちがヤバイことになる作品と同じなんですよ。
仮に4作目5作目作られたとして「本当だよ!」「嘘じゃないよ!」って言われても見ているこちらは「いやどうせ嘘だろ」って疑いの目で見ちゃうし、それで実は本当だったと言われてもどんでん返しなんて言われたらそれは違うし、それを3作目までも何も変わらないでやるのは流石に手を抜いてるようにしか思えないし、だから結果的に「楽しむ」ということが出来ないんですよ


「いやそんなの何も考えないで楽しめばいいじゃん」って思うかもしれないけど、俺はめんどくさいたちで何か考えながら見ないと集中して見れないし、それが逆に楽しいし、それに感受性は高い方だと言われているから「何も考えないで楽しむ」事が難しくて、たぶんそうした方が正解だろうしエンタメ作品だから楽しんだもの勝ちなのは確かなんだけどね。


あと全体構成やネタバレの後だしじゃんけん感が1作目と何も変わらないのは笑ったわ。ある程度危機的状況に陥ってネタバレするんだけど、それのほとんどが後だしじゃんけん感つまり伏線無しで解決する。言えば『スパイダーマン ノーウェイホーム』でスパイダーマンの戦いの中にドクター・ストレンジが参入したらなんでもありになるよねって感じ。


後だしじゃんけんで言えば松重豊演じる警察キャラが実はダー子側で、警察のふりをした詐欺師でダー子の弟子だったのは唐突さはありましたね。確かに見返したら彼が急に3人の感動話で泣き始めたりするという点では納得は確かにするけど、序盤のダー子に近寄るシーンから弟子入り悲願して今まで協力するって結構無理ある流れにも感じたりはしましたね



それで実は視聴者が思っていた狙った獲物が実は違う獲物だったとか、その敵キャラが今までいた場所に行くともぬけの殻だったとか、エンドクレジット後に別にどうでもいいような映像が流れたりって流れは1作目とほぼ同じ構成なんですよね


ちなみにその敵キャラがインターポールの捜査官と4代目ツチノコのふりをした瀬戸康史演じるキャラですが、偽物ってすぐバレそうだなっと思ってしまってこの設定も無理あるなと個人的に思いました。だって国際刑事ですよ?すぐにバレそうですけどね。そんで「あのクソジジイ」って言ってるけど、3代目となにがあったか話しはしないし。


それプラスしてさっきの「全編これは嘘だな」という疑い話を付け足すと、流石にもう本作がネタ切れ感が出てきたなと不安にはなってくるし、もしこのままやるなら方向性を変えるか、脚本家を変えるかした方が良いとは思いましたね。




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良い点をあげるとエンタメ作品としては十分な面白さがあったし、3作品比べて俳優の演技が素晴らしかったと思います。俳優人が特にこのコンフィデンスマンのキャラクター達を愛しているんだなというのも凄い伝わり、かなり丁寧かつ楽しそうに演じていました。


長澤まさみは良くも悪くも嘘をつく嘘の演技は素晴らしくて(たぶんこの演技のせいで映画の大部分がなにが嘘か見破れてしまう)、東出昌大は純粋無垢な青少年としての演技はやはり素晴らしかったです


一番のMVPは小日向文世でしょう。小日向文世の演技の態度で何がクソで何が良い作品か見分けられますが、今回は後者の演技をしてましたね。小日向文世自信もそれだけ良い作品だと思い、大好きな作品だとわかりますが、ここ数年の小日向文世の映画の演技としては一番素晴らしかったかと思います


ダークサイドの演技がここまで似合うとは思わないくらい素晴らしかったですよ!『鋼の錬金術師』の時とは大違いってくらい悪役としてかなり際立ってましたね。けどそれも騙しであり、結局ダー子の味方でしたがダー子の味方になった途端に優しくフレンドリーなおじさんに切り替わる。まさに「敵にしたらヤバイ味方キャラ」という立ち位置が素晴らしい演技をしてました。


あと個人的に山田孝之が出たのは嬉しかったです。ふざけたキャラクターでたぶん映画の中で唯一笑った部分だと思います。東出昌大に「仕事選んだ方が良いですよ?」って言われてましたが、キャラクターと俳優のふたつの意味で言われてたのはかなり面白かったです。


あと映画として「ツチノコ」「ダー子」「ボクちゃん」「リチャード」「狼達」「英雄」と部構成にしたのは珍しくはないんですが、「ダー子」「ボクちゃん」「リチャード」のこの3人の視点で同じ標的を狙いながらも彼らの思いや3人の力ではなく彼ら個人の力をより見せつけた作りは面白かったです。


今回は彼らがバトルをするんですが個人個人のやり方を見せることにより、より彼らひとりひとりの力を確認できるけど、改めて3人の力でないと乗り越えられない部分もあるんだなと絆の再確認もできる構成になってましたね。
ただボクちゃんに関しては「敵を欺くにはまず味方から」とは言うくらいボクちゃんも騙されてたから、3人で協力したかは微妙かもw


映画として全体的にはあまり好きにはなれなかったけど、ひとつのエンタメ作品としては十分に楽しめる作品です。『ルパン三世』や『ルパンの娘』と詐欺師なのにやることがそれに似ている感は否めないけど、十分には楽しめる作品にはなっているかもしれません


◼️評価

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最終評価は・・・





😀😀😀😀😀|●●●●●

5/10です。



たぶんそこまで難しく考えずにポップコーンとジュースを持ってあっけらかんとした感じで挑むくらいが良い作品かもしれません。俺みたいに変に考えすぎずに、純粋に楽しむくらいをオススメします





はい、そんな感じで!

それでは!