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映画『パラサイト 半地下の家族』ネタバレあり!!もう○○は始まってる?!評価&感想【No.631】

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■映画情報


公開日/2020年1月10日

上映時間/132分(2時間12分)

監督/ポン・ジュノ

制作国/韓国

■あらすじ

キム一家は家族全員が失業中で、その日暮らしの貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男ギウがIT企業のCEOであるパク氏の豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに。そして妹ギジョンも、兄に続いて豪邸に足を踏み入れる。正反対の2つの家族の出会いは、想像を超える悲喜劇へと猛スピードで加速していく……。

引用元:パラサイト 半地下の家族 : 作品情報 - 映画.com

■作品紹介

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年初めの映画がこれとは思わなかっただろ!俺もだぜ!

どうも、KOUTAです。



本日はこちら。
グエムル 漢江の怪物』『殺人の追憶』など怪物級の映画を撮りまくる韓国を代表する映画監督ポン・ジュノ監督の最新作。2019年のカンヌ国際映画祭では韓国映画では初となるパルムドールを受賞するなどの快挙を成し遂げた

貧しい生活を送る家族が裕福な家庭で仕事と始めてから想像を越えるネタバレなしのストーリーが突き進む!このスピードはフォードやフェラーリも追い付けないのか?!それは分からん!
そんな『パラサイト 半地下の家族』(原題:Parasite)を今回は紹介していきます。



先日のゴールデングローブ賞でも外国語映画賞をこの作品が受賞しましたね。おめでとうございます!!
そんなこちらの作品ですが、日本では全国で公開される前に先行上映として二ヶ所(大阪と東京)で行われています。


来週から見たい作品がてんこ盛りで、仕事がかなり詰め詰めですから出来るだけ消化したかったので今回先行上映されてる日比谷まで行き鑑賞してきました。
正直行くのが億劫だったのですが、俺にしては頑張りましたよ。


なんか駅前で年金のなんやらで声かけられるし、ビルがめちゃくちゃデカイし、人は多いしで大変だったよ。だから俺にしては頑張った!あまり人が多い場所苦手な俺にしては頑張った!偉い!


そんな2019年のカンヌの王座を手に取った韓国映画。果たしてどんな作品だったのか?!早速レビューをしていきましょう


また今回はネタバレありでの感想になります。まだ鑑賞されてない方はここからの閲覧は鑑賞してから見ることを強くオススメします。




■ネタバレあり感想

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率直な感想を話すなら確かに面白くて素晴らしい作品だったと思います。流石ポン・ジュノ監督と言えるのと、2019年のカンヌでパルムドールを受賞しただけはありますね。


一番この映画に驚かされたのは予告では想像できないくらいにかなりコメディ色が強いのと、以外にもそんなにダークでもなければミステリー要素もない正に意外と若干のズレはありますが正統派であり、万人受けして誰もが楽しめる作品だったと思います。


全体的に純粋だったからこそ本作が伝えたかった「格差社会」のメッセージ性であったり、富豪が優雅に生活する中貧困が苦しんで生活していたりするという社会的なメタファーなどがかなり分かりやすくストレートに心にぶつかってきました。


また結構映像表現が強いこの作品なんですが、一切無駄が無くて映像表現をする際の参考にしたらいいんじゃないって言える作品としても言えますね。勿論映像表現も上手ければ脚本も上手いわけですから、そこら辺もやはり無駄がないわけですよね。特に序盤なんかはかなり引き込まれてしまいましたよ。


貧困の家族の息子が金欲しさのあまりに友人が留学する間色々大学在住してるとかの嘘をつき金持ちの家庭教師になり、その担当している女の子と恋をして、さらには自分の姉にも美術の教師として招いたり、父親はドライバー、母は家政婦と段々と金持ちの家に寄生する姿は見ていて面白かったです。


だからこそ中盤のスリラー要素の展開までどのように展開を持っていくのか見ていてワクワクはしたし、地下に実は人が住んでいたという展開も今までの流れやその後の流れを見たら別に違和感はなかったし、自然にシフトチェンジして映画を持っていったのは素晴らしいです。そういえば人の留守中に忍び込んで食べ物を食べたり、家の主が帰るまで生活をしたりするっていう日本の漫画がありましたね。なんだっけ


こうした二つのジャンルの上手い組み合わせ、興味深いキャラクターの描き方、誰もが楽しく観れるストーリー、メッセージ性も説教臭くないのに胸に突き刺さるという点では『スリー・ビルボード』に似た部分はありましたね。たぶん今年のアカデミー賞でこの作品が仮にノミネートされたら作品賞までは届かなくとも、脚本賞は受賞されそうですね。


またタイトル通りこの映画は「パラサイト=寄生生物」として貧しい家族が豊かな家庭を寄生する、地下に実は住み着いている寄生生物がいるという映画になっていて、同時に格差社会姿を絵的に撮していました。


簡単に分かりやすいように高い場所に富裕層が住み階段を下りに下ると貧困層が住んだり、富裕層が優雅にくつろいだり水を使ったりすることで下にいる貧困層に汚水として流れ着いたりなど目で見て分かりやすい部分はありましたね。


ただ個人的にはこの映画のなにが恐ろしいって、ただの格差社会の姿を描いた作品という訳ではなく、純粋無垢な子どもに「格差社会」という名の寄生生物が植え付けられてる恐怖を描いていたようにも見えました。


金持ち家庭の長男である彼が一番それを物語っていて、あまり詳しく語るのは難しいのですが彼が雨の中家に入らず外でテントを貼り一夜を過ごしたり、モールス信号の意味を分かっていながらも行動をしなかったり、また家庭教師やドライバーから「匂いが同じ」という事をいち早く気づいてなんかそこから距離を置いていたように感じましたね。


そうなるとそれらを誰にも教えていないのにそうした行動をとると言うことは、これからの未来格差社会を無くしていけるであろう子どもたちが、もう格差社会貧困層に向ける眼を分かっている。つまりはその社会を無くす手段が0%に近くなる、純粋である子供がそれを分かっていている悲しさを撮していると思いました。


それが本当に「貧困層に対して避けた行為」なのか分かりません。もしくは「同じ人間なのに富裕層と貧困層に差があって問題になっているのは可笑しいんじゃないか」というメッセージもあるかもしれません。
たぶんあの長女も何かしら察していたんじゃないのかな? 子供は意外と大人のヒソヒソ話は聞くもんで、そんな人たちの闇のある話をヒッソリ聞いて「馬鹿らしい」と思ったんじゃないかな。


だから唯一あの家で怪しくもなく、闇の深い会話をしなかった貧困層の長男である偽家庭教師に惚れたんじゃない?流石に考えすぎか。あれはあれで普通に家庭教師と生徒の恋愛をコメディぽく撮してただけだもんね。


ただ個人的には笑えるシーンはあまり笑えなかったのは残念でしたね。多少クスクス笑える部分はありましたが、笑わせようとする大袈裟なシーンはなんかやり過ぎな感じがしたし、あまり字幕のせいにもしたくは無いんですがあまり会話が成り立ってないように感じる部分もあったりしてセリフでの笑いもあまり無かったですね。


どちらにせよそんなにお堅い作品ではなくて、かなりエンタメ性の効いた作品にはなってましたね。たぶん日本で本格的に公開が始まったら大ヒットしそうな予感はしますけどね。


■評価

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最終評価は・・・





😀😀😀😀😀|😀😀😀●●

8/10です。



個人的にはとても良い作品だったと思います。ただ俺は「良い作品でしたね」で終わる作品にも思えたし、『ジョーカー』とかと比べたら衝撃度としてはかなり低めになっちゃうから、そこら辺はちょっと残念ではありましたね。けど観る価値は十分にあります。是非一度観てみてください。





はい、そんな感じで!

それでは!