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映画『町田くんの世界』なかなか面白いじゃないか・・・行け。評価&感想【No.575】

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■映画情報


公開日/2019年6月7日

上映時間/120分(2時間00分)

監督/石井裕也

製作国/日本

■予告


■あらすじ

運動も勉強も苦手で、見た目も地味で、何も取り柄がなさそうに見える町田くんには、人を愛することにかけてズバ抜けた才能があった。困った人のことは絶対に見逃さず、接した人々の心を癒し、世界を変えてしまう不思議な力をもつ町田くん。しかし、そんな彼の前に現れた女の子・猪原さんは、これまでの人々とは違っていた。初めてのことに戸惑い、自分でも「わからない感情」が胸に渦巻く町田くんだったが、「わからないことから目を背けてはいけない」という父親の言葉を胸に、「わからない」の答えを求めていく。

引用元:町田くんの世界 : 作品情報 - 映画.com

■作品紹介

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町田くん「恐れることはないんだよ 友達になろう」


どうも、KOUTAです。


本日はこちら。
日本が待ち望んだ映画と宣伝はしているもののそこまで待ち望むほど待ってはいないし、結構最近知ったという人も少なくはない安藤ゆき原作のコミックスを実写映画化。

今回はそんな影の薄さを持ち逢わせながらも主役を新人オーディションで決め、ファンすらもその演技に首を傾げ見に行くか悩む前田敦子と岩田剛典を準主役に抜擢するなどそのガッツには惚れ惚れさせられるよ。
そんな町田くんの世界を今回は紹介していきます。



今回の映画はそんなに期待しないで見に行ったよ。最近知った作品だし、予告や宣伝の長さがうざかったりはしたけど、なんかどうしても見てほしいその製作陣の必死さに負けて取り合えず見たよ。


単刀直入に言うならかなり面白くて驚いたよ。レビューサイトもなかなかの評価だし、あるシーンでの意見も分かるには分かるけど個人的にはアレも含まれた上で面白かったかな。そんな作品を早速レビューしていきたいと思います。





まずは作品紹介!

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運動音痴、勉強がダメダメなのび太を高校生にしたような主人公町田くん。彼の突飛すべき部分は射的やあや取りや時を止めたりすることではなくて、どんな人にも平等に優しく接し助けたりする性格を持ち合わせてるよ。


そんな彼は美術の時間に怪我をしてしまい保健室に行くと、学校になかなか来ず保健室で授業をサボってたもうひとりの主人公猪原さん。彼女は町田くんとは正反対で人が嫌いという性格を持ち合わせてるよ。ちなみに前田敦子曰くこの時点で少女コミックなら恋愛に発展してるところらしいよ。残念だけどそれはなかったけどね。


そんな町田くんと猪原さんはお互いを知ることにより変化が訪れるよ。猪原さんは他の人に優しく町田くんに不満を持つようになり、町田くんは猪原さんの気持ちがわからない鈍感ぶりを見せるけど彼女にたいして今まで感じたことがない感情に戸惑うよ。


つまり鈍感な主人公とツンデレヒロインというライトノベルのようなキャラクター像が作り上げたよ。けど町田くんに関してはキリトみたいにイライラはさせられないよ。


そんな周りのキャラも町田くんの影響で変わり始めるよ。淡々と喋り謎理論を話すあまりにハマり役の前田敦子演じる栄、モデルでありながらモデル仲間にハブられる残念な方の岩ちゃん演じる氷室。


福田監督作品の世界からそのまま出てきた猪原さんに告白する太賀演じる西野、氷室と別れた可愛い子ぶる高畑充希演じる高嶋後輩などなど町田くんと関わり彼らの世界も大きく変わるよ。


彼らの世界が広くなったときこの映画はどんな方向へ進むのか?そして町田くんの分からない感情に気付くことはできるのか?!走れ!ジョセフ・ジョースターが逃げるようなヘンテコな走り方で猪原さんのもとへ迎え!






というのが映画の大まかなストーリーですね。


この映画は序盤の流れに乗れるかが勝負の決め所なんじゃないかな。正直10分~15分くらいはかなりつまらないと感じるよ。現に私も序盤は駄作なのかなと思っちゃったり、どこへ向かうか分からない不安感はあったよ


けど最終的には幸せな気持ちになれるし、途中からコンセプトもわかるから笑えるシーンも笑えてくるよ。私的にはかなりオススメな作品だし、今の時代だからこそ見てほしいよ。


それではここからはネタバレありでレビューしていきます!




■ネタバレあり感想

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さすが町田くん!俺たちにできないことを平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!


さて茶番はこの辺にしといて、最初見たときはクソ映画なんじゃないかと心配しました。先も言いましたが最初の10分から15分は一体どの方向へ映画が向かうか分からない状態でした。改めて思うともうこの映画の罠にハマってしまったんですね。


映画の序盤はつまんないと思いましたが、中盤からだんだん映画のコンセプトややりたいことがわかってきて、最終的には大好きな作品になっていましたね。


この映画の上手いところは見ている私たちも映画の世界に入り込める作りをしていたことなのかもしれませんね。なんか特別なことをしているかと言われたら別に特別なことはしてないんですよ。じゃあ何がそうさせるって登場人物を皆好きになれるし、全てのエピソードに共感持てるんですよ。


特に町田くんの悩みに対しては当時学生だった人や今の学生、大人の人も悩む部分じゃないんでしょうか。町田くんは「人が好き」だけど特別な「好き」という感情が分からずに悩んでしまいます。


これに対して映画の答えは結局「分からない」で終わります。それで良いと思います。だって私が説明しろと言われたら説明できないし、たまに「好きと愛するの違い」を提示する人がいますが間違ってるかもしれないし、湯川学もたぶん答えられないと思います。


俺も今の彼女をなんで好きになったのと聞かれたらたぶん詳しくは答えられないんじゃないかな?ただこの人だと思って、分からないけど告白してみたいな感じですよ。『モンスターホテル』の「ビビッと来たから」という台詞に近いのかな?


だからよりそういう気持ちになったことがない町田くんと猪原さんはまさにピュアで、分からないことを試行錯誤したり走ったりする部分はかなり応援したくなります。なぜなら同じ気持ちになったし、そうした気持ちになった人を見ると応援したくなるからです。


その応援したくなる気持ちをより強くしたのはキャラ作りでしょう。町田くんは優しいキャラですが偽善者ではないです。その優しさが真っ直ぐであり必死だからこそ彼を応援したくなります。猪原さんに関しては単純にその気持ちに対して必死になるところがかわいいという理由です。可愛いじゃん


優しさについても触れていくなら、こんなクソな世の中ではあるけどそれでもそんな世界で優しさを振り撒くことは決して悪くはないし、恥ずかしいことではないんだなということです。


この映画と私のちっぽけな人生の中で学んだことはたぶん大抵は優しさを振り撒きたいけど行動を起こせなかったり、優しさを待っているから冷たい世の中になってるんじゃないのかなと思います。自分から優しさを振り撒けば、そのあとには必ず優しさが返ってくると映画の中で証明しています。ただ待つというだけでは人からの優しさなんて来ないんですよね。


だからこの映画のキャラクターたちのような必死になること、一生懸命になること、自分や他人を好きになること、誰かを助けることは何も恥ずかしいことではないんだなということを教えられました。見終わった時には町田くんに優しくされたように自分も優しい気持ちになれます。


ラストのシーンに関しては賛否両論ありますね。私の中ではアリだと思います。分からないことを模索して、そして恋だったり分からないことを知った時人は見る世界が違うように見えると表現したかったんじゃないでしょうか?


町田くんたちがそれを成し遂げたときは空の彼方から水の底まで世界が広く見えたのに対し、そうした分からないことを投げ出す人々の視界は狭くなるのかなと思います。電車の中でスマホをいじってる人たちがまさにそうだと思います。
あとはこれは違うとは思いますが今の人々の想像力の欠如を表したのかなとも私は思いました。


俳優に関して話すと細田佳央太演じた町田くんはハマり役です。まだ新人なので演技の上手い下手は分かりませんが、彼しか町田くんは演じられないと分かります。
関水渚に関しては確かに可愛いんですが、彼女ないといけない理由はあまり見当たらなかったかな。たぶん他の人でも出来るキャラかもしれないです。


個人的には前田敦子の演技は良かったしキャラもハマり役で、この映画のキャラの中で一番好きなキャラでした。かなり面白かったです。前田敦子の演技にアレコレ言う人いますがたぶんAKB時代より断然演技力は上がってると思います。『葬式の名人』という彼女の主演映画もあるのでより楽しみになりました。


不満点をあげるなら前田敦子と岩田剛典を高校生役にしたのは無理があったかもしれません。岩田剛典に関してはもう30歳ですからね。本人も限界かなとは思わないんでしょうか?
太賀に関しても無理がありそうですがアレは別です。だってああいうやつ本当にクラスにひとりはいるからね。


岩田剛典の演技が若干クサイなと思いました。特にラストあたりの演技に関しては恋愛映画見すぎの学生がしそうな演技って感じでしたね。それを狙ってやっていたのであれば別ですが。


様々な教訓が得られる作品でここ数年の作品特に邦画でそれが見られるのは久々だなと思いました。なんか学生の人たちから大人の人まで見てほしい作品です。


■評価

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最終評価は・・・





☺☺☺☺☺|☺☺☺☺⚫

9/10です。



賛否が別れる作品で特にラストのシーンはそうなるかも知れませんが、私はこの映画を推したいと思います。
感動値としては同じ邦画の『居眠り磐音』には届きませんがうまく出来上がった笑える作品です。是非見てみてください!





はい、そんな感じで!

それでは!