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映画『女王陛下のお気に入り』評価&感想【No.546】

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■映画情報


公開日/2019年2月15日

上映時間/120分(2時間00分)

監督/ヨルゴス・ランティモス

製作国/アイルランド・イギリス・アメリカ合作

■予告


■あらすじ

18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイングランド。女王アンの幼なじみレディ・サラは、病身で気まぐれな女王を動かし絶大な権力を握っていた。そんな中、没落した貴族の娘でサラの従妹にあたるアビゲイルが宮廷に現れ、サラの働きかけもあり、アン女王の侍女として仕えることになる。サラはアビゲイル支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を狙っていた。戦争をめぐる政治的駆け引きが繰り広げられる中、女王のお気に入りになることでチャンスをつかもうとするアビゲイルだったが……。

引用元:女王陛下のお気に入り : 作品情報 - 映画.com

■Review

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女王陛下のお気に入り』(原題:The Favourite)は、
『ロブスター』『聖なる鹿殺し』などを手掛けたヨルゴス・ランティモス監督による18世紀イングランドの王室を舞台にしたヒューマンドラマ作品。

2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員グランプリを受賞、また2019年アカデミー賞では作品賞などにノミネートされるなど注目が集まる作品になっています。





実はこの映画知ってる方もいるとは思いますが、実話を元にした作品らしいです。映画の内容のような話だったりとか関係性までもか実話かどうかは定かではありませんが、映画のキャラクターの女王のアンやアビゲイルなどはいましたし、18世紀初頭にイギリスとフランスが戦争していたの事実です。


そんな伝記映画を私の好きな監督のひとりヨルゴス・ランティモスが手掛けると聞いたのでかなり期待はしてました。感想を言うなら確かに面白い。ただ今までの監督の独自の世界観や気持ち悪さが出ているかと言われたら消化不良なんじゃないかというくらい十分出せてないし、あまりマッチしていないように思えました。


彼の世界観って人間の恐ろしさに加え、その人の気持ち悪さやエロさをダークに引き立てながらも興味が湧くような作りをしていると私は思います。あと芸術的な映像も撮れたりしますね。
もちろんそれは出てはいました。ただ満足がいくかと言われたら個人的にはもっと欲しかったと言えるくらい足りなかったですね。彼の世界観目当てで見に行くとガッカリはするかもしれません。


驚いたのはこの映画コメディ映画でもあるんですね。監督の新たなチャレンジなのかも知れませんが、正直失敗だったかもしれません。大袈裟に笑うレベルではなく、クスッと笑うようなコメディ映画なんだと思いますが、どこが笑うポイントだったのか分からないくらい終わりまで笑えなかったんですよね。もしかすると18世紀初頭の人たちに見せたら笑うのかもしれませんが。


脚本の台詞で笑わせたかったのか、少し可笑しなシーンで笑わせたかったのか、はたまたアン女王の情緒不安定なところで笑わせたかったのか。もしどれもが狙ってたのならどれも不発で失敗でしょう。理由はどれも監督の作り出す世界観の雰囲気にあってないし、悲劇的なオーラが凄いのでそうした笑えるポイントが消えてしまったからかもしれません。


だからかもしれないんですが、この映画の面白さを知るまで大体一時間くらいかかりましたね。予告を見ないで事前にチェックをしなかった私も私なんですがね。


これが同姓のラブロマンスというのであればそれはそれでいいのですが、伝記映画として見たら少し微妙というかインパクトがあまりないように思えました。確かにドロドロはしてはいたんですが、陛下の隣にいたいがために二人の女性の戦いが個人的に地味に見えたんですよね。


なんかインパクトがあった部分と言えば紅茶に毒を盛ったくらいですかね。その後は色々と大きな城のなかでやってるわりにスケールが小さいというか。逆にそれを見せたかったのかな?




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レイチェル・ワイズエマ・ストーンが陛下を取り合う醜い女性のキャラクターを演じています。私はこの二人の演技は好きな方だし本作の演技も良かったには良かったというか、キャラそのもの序盤から好きになれる魅力が感じとれなかったです。


オリヴィア・コールマンの陛下役は一番インパクトはありました。キャラ立ちもしていたにはしていたんですが、冷静に見るとギャーギャー騒いでただけですからね。もう少し遊んでもよかったかもしれません。後の男性キャラとかは本当どうでもいいくらい目立たない奴等ばかりでした。


ただ色々言いましたがいい部分もあります。基本俳優の演技はいいし、なにより映画の美術は本当素晴らしいです。城のなかの裏道とか実際昔にこんなのがあったんだと驚いたり、綺麗な美術品を揃えたり証明なんかこだわりを感じましたから絵的にも芸術さが出てました。


後半からこの映画の面白さを分かってきて、アビゲイルとサラの陛下の取り合い、そこに誰かに愛されその取り合いに嬉しさを求めた陛下のなんとも言えない人間ドラマを見せつけてきて、地味ながらもなんとも言えないムカムカさを感じます。


ただこれが傑作かと言われたら個人的には微妙です。監督の世界観が上手く作れたとは思わないし、今までの見終わった心に突き刺さるようなインパクトもありません。出来は悪くないんだろうけど、なんでアカデミー賞にノミネートされたんだろうと疑問に思います。『ブラックパンサー』と共に取り合えずノミネートしました感があります。


作品事態は好き嫌い別れると思います。ですが、美術的な部分や映像面は素晴らしかったと思うし、こうした時代の勉強をするために見るには十分な作品かもしれません。


■評価


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最終評価は・・・






☺☺☺☺☺|☺⚫⚫⚫⚫

6/10です。



アカデミー賞ノミネート作品のなかだとあまり好きになれない部類でしたが、悪くはないです。本当好き嫌いは別れるのでもし時間があれば見に行く程度でいいのかなと思います。





はい、そんな感じで!

それでは!