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映画『OVER DRIVE』は震えないし、燃え尽きない。評価&感想【No.519】

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■映画情報


公開日/2018年6月1日

上映時間/104分(1時間44分)

監督/羽住英一郎

製作国/日本

■予告


■あらすじ

真面目で確かな腕を持つメカニックの兄・檜山篤洋と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指す天才ドライバーの弟・檜山直純。篤洋の助言を無視して、無謀で勝気なレースを展開する直純はラウンドごとに篤洋と衝突を繰り返し、いつしかチームにも険悪なムードが漂い始めていた。ある日、直純の新しいマネジメント担当として、ラリーの知識がまったくない場違いな遠藤ひかるがやってくる。そんな彼女を待ち受けていたのは、檜山兄弟の確執に秘められた過去、そしてチーム全員を巻き込む試練だった。

引用元:OVER DRIVE : 作品情報 - 映画.com

■Review

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OVER DRIVEは、
公道自動車レースのモータースポーツ「ラリー」を中心に兄弟やチームの絆を描いたスポーツドラマ映画。

監督は自信もラリー好きということを公表している『海猿』『暗殺教室』を手掛けた羽住英一郎がメガホンを取る。





とりあえず一言いうならこの映画は「私ラリーというスポーツ好きだから映画にしてみたよ!皆も普通に知ってて当然だから普通に楽しめるよね?」と監督が言ってそうな映画でした。全体的に悪くはないだろうし、クソというほどの映画ではないんですが、なんだかそういう映画って感じでした。


例えば皆さんがアメコミやマーベルが好きだとします。アメコミを全く知らない友人から「スパダーマンってどんな奴?」と聞かれたなんと答えるでしょうか?「は?お前スパダーマンも知らないとかあり得ねーだろ」と答えますか?それともスパダーマンを詳しく説明したあとスパダーマン映画を見せたりするでしょうか?この映画はその前者が作ったような映画。つまりラリー初心者に関してはまったく置いてけぼりな映画になっています。


日本でラリー事態があまり浸透していないということ監督も知っているはずです。ただ基本的なルールが説明されない、様々な用語が出てくるとなるとかなり置いてけぼりになってしまい、盛り上がりたい所も盛り上がりにくくなります。


ルールを知らなくてもラリーという車のレースだけでも盛り上がれるかと言われたら全然でしたね。むしろラリーがアイドルのセンターポジションなのに全然目立たないんですよ。


映画を見たあと、YouTubeで何個かラリー大会の映像を見ましたが正直YouTubeに投稿された映像の方が十分見ごたえあるし、言ってしまえば映画ならではのラリーの盛り上がるすごい映像が無さすぎてだったら1800円払ったりDVDレンタルしてこれを見るくらいならYouTubeで見た方が良いと思います。


そして何より大会のレースの撮し方も酷すぎです。カメラワークとか云々の話ではないんですよ。なんか普通スタートからゴールまで撮したりするんですが、ひとつひとつのレースの名場面集を見てる気分でその大会ごとの喜びや悲しみなどの味わえる感動が全然湧き出てきません。どんなスポーツの名場面もその前の試合やレースを見たからこその味わえる感動があると私は思うんですが、名場面だけ見せられてもこっちはどうしていいか分かりません。


特に酷いのはラストのレース。あれはたしかライバルのタイムを追い抜いたシーンでその追い抜いた時のレースを最初っから見せない、追い抜いた時のゴールを見せない、ゴールを見せない代わりにチームの喜びの映像を見せるというなんとも喜びにくく盛り上がりにくいラストになりました。


こういうレースって白黒はっきりつけるスポーツだからそのほんの些細なことで勝負が決まるようなスポーツなのに、最後の最後はなんかパワープレイでしたよね。だから色々と都合が良すぎるし、レースも名場面集みたいになるんですよ。本当に湖に落ちた車かよ。修理してもあんな軽々走れないだろ




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それでももしかするとキャラクターをしっかり撮して共感を得ようとしたんでしょうが、このキャラ描写も正直微妙でしたね。兄弟の話がメインにはなりますがなんで喧嘩ばかりしてしまうのかというのを明かしながら物語は進みます。


なんで喧嘩するのかは途中から分かるんです。言いたいことは分かるんですが、その理由を言葉だけで説明したり、きっかけになった幼馴染みの話や子供のころの話もさっき聞いたばかりの台詞だったり、回想シーンも毎回同じだから感動を押し付けてる感じがします。


そもそも東出と新田は見た目だと兄弟のように見えるんですが、キャラや中身的に兄弟には見えません。回想シーンも子供の頃自転車でレース、幼馴染みに会う、自転車が壊れた他人の仕事場で修理をするという描写しかなく、2人が家で暮らしてたり学校へ行く描写がないから本当に兄弟か疑います。少しでも良いから二人の親を撮すべきでした。


森川葵演じるキャラにも焦点を当てて第3者目線の立場にしたかったのかもしれませんが、その立場を生かしきれてません。ラリーの知識に質問したりもしないで、どうでもいい彼女の話も入ってきます。もし彼女のエピソードが面白ければ良いんですが、なんか普通でどうでもよかったです。この映画の雰囲気にもあってなかったし。


あと森川葵の演技ですが、下手くそです。
スッゲー下手くそ!!!!
本当演技舐めてんのかと言えるくらいの典型的な演技以下の演技をしてきて、見ていて自分の与えられた役割を理解していないことが丸出しです。
可愛さだけでここまで来たんだなと思うとガッカリです。


映画の流れもドラマがあってレースしてドラマがあるという同じような流れしか産み出せなかったし、キャラのドラマをカバーするかのように実況や音楽で映画を盛り上げてた感が丸見えです。カバカバなんだよ。


森川葵のエピソードはどーでもいいから、もっと兄弟の絆やライバルキャラを深堀りして欲しかったです。ライバルもライバルで正直どれくらい強いのかいまいち分からなかったので、それをもっと見せてほしかったですね。


カップルも楽しめる映画になってるとは監督言ってますが、あまりレースシーンやキャラのドラマ性で盛り上がりはしないんだろうなぁ。話題になるとしたら新田真剣佑の肉体でしょう。彼女側が「新田真剣佑の肉体スゴいよね」と言って彼氏側が嫉妬して場が気まずいムードになる絵が目に浮かびました。
ちなみに肉体マジで凄かったです。


■評価


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最終評価は・・・





☺☺⚫⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫

2/10です。



しかし自分でいうのもあれだけど久々に毒吐けたかもしれない。別に吐きたくって吐いてる訳じゃないですが。最近仕事忙しかったからかな?





はい、そんな感じで!

それでは!