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映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017)』評価&レビュー【Review No.242】

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■映画情報


公開日/2017年8月18日

上映時間/90分(1時間30分)

総監督/新房昭之

製作国/日本

■予告


■あらすじ

中学生たちは花火大会を前に「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」という話題で盛り上がっていた。そんな中、クラスのアイドル的存在のなずなが、母親の再婚のため転校することになった。なずなに思いを寄せる典道は、転校をしたくないなずなから「かけおち」に誘われ、時間が巻き戻る不思議な体験をする。

引用元:打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? : 作品情報 - 映画.com

■Review


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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?は、
1993年に放送され、1995年に劇場公開した岩井俊二監督の同名作品をリメイクして長編アニメ映画にした作品です。


総監督は「物語シリーズ」や「絶望先生」などでお馴染みの新房昭之
脚本は「モテキ」「バクマン。」の大根仁が担当しました。


2017年のアニメ映画の中では一番期待はしていた作品でした。
どのような作品だったから早速レビューしていきましょう





とりあえずまず最初に話すと声優についてから。
今回の主役の2人の男女を広瀬すず菅田将暉がアフレコしました。
菅田将暉に関しては、これが声優初挑戦らしくて、私自身も菅田将暉は好きな俳優のひとりです。


ただ今回に関しては菅田将暉の演技があまりにも酷かった。
時々この演技はいいなというのはあったんですが、それでもキャラと声が合ってなかったり、声の距離感が全部一緒だから棒演技に聞こえます。


広瀬すずは上手いという訳ではないけど、そのキャラと合っていたなという印象でした。


宮野真守花澤香菜など有名声優が脇を固めてはいますが、
なんか聞いていると大半が業とらしい演技をしていたり、
あとこれは本人達がどう思ってるか分かりませんが「なんだこの脚本くだらねぇな」って思ってるような演技をしてたんですよ。
それが一番聞いてて思ったのは宮野真守梶裕貴



それで脚本も突っ込み部分があったし、結構おかしい部分がありました。


岩井監督の原作にした作品は一度見てますが、もってきた台詞なんかほぼ一緒で、後は少し改編されていたり、オリジナル要素が付け加えられてたりしました。


だから殆ど同じ台詞を聞くことはできても、台詞や行動が中学生らしくないんですよ。


先生にセクハラするとか、授業中に勝手に机の上に立ち上がって移動したり、
宮野真守が演じたキャラが「うん○漏れそう」とか何回もそれをネタにしたり。
なんか中学生なのに、小学生のような言動してたからかなり可笑しかった。


そういう下ネタも多く使うんですが聞いててただ恥ずかしいし、不快なんですよ。
君の名は。だと、男女が入れ替わってしまったら女性の胸を揉んでしまうというのは「きっと私もやるだろうな」と共感できるから笑えたりできました。


ただ、これに関しては見てるとただ馬鹿な事をやっているだけだし、
女性の胸をカップ数で表現していたり、


また笑わせようとしていても、そもそもがつまらないからまったく笑えないし、その笑わせようとするのも業とらしい。
面白いのを見ているのに、見ているこっちが恥ずかしくなる時ありません?あんな感じです。


中学生にしたならもっと中学生らしいほろ苦いような恋愛を作ったほうが良いと思います。
設定を中学生にしても、結局考え方や気持ちが小学生だからちょっと不気味だったし、勿体ないと感じました。



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キャラも誰一人共感できなかった。


典道の終始ご都合主義だなと思った。
リピートした時に前の記憶がないような素振りを見せてはいたんだけど、途中から実は前の記憶はあったというのが急に出てきたりしました。
だったらリピートする奇妙な出来事の葛藤もあってもいいと思う。
あと、怒りに任せて不思議な玉を全力で前に投げることも不自然。


ヒロインのなずな。魅力ない
確かに外見は魅力はあるとは思いますが、中身としての魅力は感じられません。
何を考えるのか分からないというのが原因だと思う。
なんか意図してやってるという感じがしなくて、ただ何も考えずにやっている感じで小悪魔とかそういう訳ではなかった。
それから、他人から見てなんで可愛いのか?という理由が外見だけというのもあると思います。

中身も見ろよ


2人の主人公がどっちか好きになれば、まだ映画はよくなっていたと思うんですが、
それでも2人の魅力はないし、他のキャラも「こいつら頭おかしんじゃねーの?」って思う描写はたくさんありました。


だから主役の2人や他のキャラがどんなに頑張ってもどうでも良かった。


なずなが浴衣姿から白いワンピースに変わってもギャップはなかったし、
そもそも外見がかなり中学生に見えないからワンピースに着替えてから「16歳に見える?」という質問は可笑しかった
「いや、16歳以上だよ」


水商売の話とかもするけど、正直言ってしまえば普通に行けそう。
普通に行けそうだし、どうでも良かったから「どうぞ、ご勝手に」としか思えません。




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他の部分でもおかしい所はありました。

まず、時代背景。
90年代が舞台にしても現代風な学校があったり水泳勝負で掛けるものが漫画ワンピース(ワンピースは97年連載ですが、ドラマが初めて公開された同じ95年という設定ならおかしい)だったり、
2017年が舞台でもレトロゲームや好きな人が観月ありさとか。
別に好きなタレントは好みだからいいけどさ、せめて視聴者に同情させるなら橋本環奈とかにしないと


アニメーションも時折CGを使っていたけど違和感あってそれで世界観は崩れてました。
なずなと典道の身長差にばらつきがあったり、ループする玉の大きさもバラバラだったり作画の統一がありません。



あとは、箇条書きにするなら…

  • 電車を追いかける車と走る中学生が同じ速度で追う
  • 再婚相手の男が主人公を初めて会うのに殴る
  • 友人が典道を高い所から押し、倒し殺しかける
  • 母親がなずなをつれもどすとき、散乱したバックをそのままにする
  • 足ぶつけても階段を余裕で歩け、普通に走れたりする
  • そもそもぶつけた所と、怪我した場所違う


という、最後まで謎だったり可笑しいし、ツッコミたい部分が多すぎる脚本です。



イムループの玉の話も結局正体が最終的に不明なままです。
まだ、それはいいとしてもタイムループ映画としては使い方があまりにも下手でした。


時をかける少女」のように回数が決められてたり、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」みたいに死ぬとタイムループするとか
そういう緊張感とかがなかったです。


投げて、行きたい時間軸に飛ばしてくれるというチート能力であり、
そこにデメリットもないので、まったくドキドキすることや面白さがありません。



そもそも全体的に誰に向けて作りたかったのか冴え分かりませんでした。
この映画を見に来るカップルは見たら喧嘩になりそうだし、家族連れでもポカーンってなるし、アニメ好きもあまりこの映画は好きになれないと思う。


ジャンルもアニメ映画を抜けばヒューマンドラマだったり、恋愛だったり、
途中からファンタジーになったり、ミュージカル映画になったりと映画のジャンルすらもひとつの軸をしっかりしないで、色んなものを詰め込んではいました。




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シャフト(この映画のアニメ製作会社)事態、こういう青春映画とか作るの難しいと思う。
まだ、ファンタジー映画なら分かるし、深夜放送のアニメならまだ着いていけたと思います。


ただ全国で色んな人が見る中、深夜テンションな不快なエロ要素を含んだり、
シャフトならではの演出も映画になるとしつこいと思っちゃいました。


だからそういう意味でも、どうしてこのジャンルを選んで
どうして今更になってこの作品をアニメ映画にしたかったのか分かりません。


女性キャラクター全体がなんか中年男性の理想のキャラを描いていて、女性は萌えキャラなのに男性の殆どが雑な描き方をしていました。
しかもその女性の撮り方が舐めるような撮り方が多かったりしました
そういう意味では製作陣の変な部分が出てて気持ち悪いと思ってしまったのかもしれません。


けど本当に見ていて不快で、気持ち悪くて、映画事態もただただつまらない作品でした。
久々に劇場から途中退室しようか悩んだ映画でした。(結局最後まで見ました。)


■評価


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色々と言った上で嫌いなアニメ映画でした。
あまり今年で2つ目にはしたくはなかったんですが・・・仕方ないです


最終評価は・・・




⚫⚫⚫⚫⚫|⚫⚫⚫⚫⚫

0/10です。

 


演技も声優も、脚本、演出、音楽、アニメーションとかも色々ダメだった映画でした。
これを見るくらいならジョジョを見た方がマシです。(ジョジョも見ないけど)


けど、一応好きな人は好きになれる映画なんで怖いもの見たさで一度見に行ってもいいと思います。
私から強くオススメしませんが





はい、そんな感じで!

それでは!